仕事をしたくない、職場に行きたくないと思う方もいるでしょう。その場合に、どのような対処をしていますか。働きたくないという気持ちを持ったままでは仕事がはかどらず、嫌な気持ちになることもあるでしょう。働きたくないと思う気持ちを理解して対処していけば、前向きになれるかもしれません。そこで、仕事したくない病の原因や対処方法をご紹介します。
仕事したくない病の原因とは?
仕事をしたくない、職場に行きたくないと思う原因として精神的なものと体力的な理由があります。「仕事したくない病」とは正式な医学用語ではありませんが、心理状態などを表しているのです。仕事を休みたいという気持ちがあり、手足が動かなくなってしまうこともあります。つまり、職場に行くための一歩が出ないのです。
精神的な原因として、仕事自体が上手にいっていないことがあるでしょう。ミスなどをした時になりやすく「怒られたくない・責任を取りたくない」という気持ちから仕事をしたくないと思ってしまいます。また、職場の上司や同僚との仲がうまくいっていない場合です。理不尽な扱いを受けた時や苦手な人がいるだけでも、職場に行きたくないと思ってしまいます。仕事だけでなく、プライベートでも悩みがあると、ストレスを抱えてしまうでしょう。ストレスで仕事をする気持ちが薄れ、仕事をしたくないと思ってしまうのです。
体力的な問題でも仕事をしたくないと思うことがあるでしょう。例えば、長時間残業などで睡眠時間が短くなり、疲れが溜まっている時です。睡眠不足になると、自律神経なども乱れがちとなり精神的な負担になってしまいます。体調も優れず、仕事をストレスと感じるようになってしまうのです。生活リズムが整っていたとしても、同じ時間に起きて通勤して仕事をするというサイクルにストレスを感じる人もいます。何年も同じことをしていると、やる気をなくすことや働く目的が分からなくなることもあるのです。さらに、無職の期間が長かった場合、仕事をしたくないと思う傾向があります。働かないといけないと分かっていても、仕事や人間関係をストレスに思ってしまうからです。無職の期間が楽しかった場合は、なおさら思ってしまうでしょう。仕事へのブランクが長いと、職場での立場も悪いと考えがちで、仕事の感覚を取り戻すまでの時間もストレスに感じてしまいます。
仕事したくない病になったら、何が原因か考えよう
仕事をしたくないと思った時は、何が原因になるかを考えることで対処方法が見つかります。仕事したくない病を抱えたままでは、仕事をするのは苦痛になるでしょう。精神的にも体力的にも負担になってしまい、さらに悪化してしまいます。「何故、仕事をしたくないのか」をノートに書きだすなどして、明確にしてみましょう。そこで、抱えている問題解決のためにできる行動をすればいいのです。例えば、上司や同僚が苦手な時は、異動や転職を検討します。ミスをした時には、再発防止を考えればいいでしょう。給料が安くて不満な場合は、転職や副業を検討するのです。このように、原因と対処方法を具体的にすれば、仕事へのモチベーションが上がります。
対処方法の例「運動や趣味でリフレッシュ」
仕事したくない病の対処方法として、まずは運動をしてリフレッシュしてみましょう。運動することで、ストレスを発散できます。アドレナリンなどが多く分泌され、興奮状態となり前向きになれるのです。また、適度な運動は疲労回復にもいいと言われています。精神的に疲れている時は、ウォーキングなど気分転換しながらできる運動をするといいのです。心地よい疲れを感じることができれば、眠りが深くなってぐっすり眠れます。運動をして体力をつければ、疲れにくい体になるでしょう。結果的に仕事への疲れにも対処できるようになります。
認知機能の低下も防ぐため、ミスが少なくなるかもしれません。運動によって、エンドルフィンやセロトニンという神経伝達物質が増加します。これらは、心の疲れを癒し、多幸感に関係している物質です。よって、ストレスを解消し、前向きな気持ちになれます。運動や筋トレに集中すれば、仕事の内容も一時的ですが忘れられるでしょう。運動で満足感や達成感を得られれば、心に余裕ができて仕事にも前向きになれます。まずは、継続的にできる筋トレなどから始めるといいでしょう。運動クラブやジム、ヨガ教室なども継続しやすいです。新しい環境で友達を作れば、仕事の人間関係で悩んでいた場合にも気分転換になります。
有給休暇などを活用して、趣味や新しいことに没頭するのも手段です。仕事でのストレスを抱えていると、休みの日でも仕事のことばかり考えてしまうでしょう。明日からまた仕事に行かなくてはならないと思い、休日最終日の午後から憂鬱になってしまう人もいるのです。そこで、長期間の有給休暇を取ってみましょう。仕事以外のことで楽しめば、気分がリフレッシュできます。旅行などで普段とは違う場所に行くのもいいでしょう。
対処方法の例「転職など前向きになれる環境へ」
現在の職場に行きたくないと思っている場合は、転職などで環境を変えるのもいいでしょう。特に人間関係や仕事内容、待遇などで働きたくないと思っている場合には、効果的です。転職ではなく、異動願いなどの配置換えで前向きになれる人もいます。自分の仕事したくない病の原因を探し、それに合った対処方法をするといいでしょう。職場の環境が変わり、心機一転することで仕事への意欲が上がることもあるのです。転職先にあてがない場合は、転職活動から始まります。転職活動をすることで、自分のいた環境が良かったと気付くこともあるでしょう。もし、そのような気持ちになれば、転職せずにもう一度頑張ってみるのもいいのです。転職をすると決めただけで、気持ちが楽になることもあります。その場合は、気楽に始められる職場にするのも手段です。心身への負担や仕事の責任から逃れたいという気持ちなら、一度ゆっくりできる職場に変えてもいいかもしれません。そこで、もっとたくさんの仕事がしたいと思った場合はステップアップすればいいのです。精神的にも体力的にも疲れている場合は、少し休んでから仕事をしてもいいでしょう。正社員にこだわらず、派遣や契約社員からでも構いません。特にうつ病などの病気から復職する場合は、無理をしない方がいいでしょう。
対処方法の例「相談や病院通い」
信頼できる人へ相談することで、気分を前向きにできることもあります。自分だけで考えていると、どんどんマイナスに捉えてしまうことがあるでしょう。そこで、信頼する人に話を聞いてもらい助言してもらうのです。助言により、考え方が変わって前向きになれることもあります。愚痴を聞いてもらうだけですっきりすることもあるでしょう。家族や友人、無料相談できる窓口や医療機関の人でもいいので、相談することはいい対処方法になります。うつ病に近い時は、メンタルクリニックに行くのもいいでしょう。特に身近な人に相談できずストレスを抱えている時は有効です。専門家なら話を聞くのも上手で、心が穏やかになるような導きをしてくれます。カウンセリングなどを通して気付けなかったこともわかるため、仕事したくない病の対処方法にするのもいいでしょう。
まとめ
仕事したくない病になった時は原因を明確にして、適切な対処方法を探しましょう。対処方法が分かれば、仕事へ前向きになれるかもしれません。自分に合った対処方法を探して実践するのが一番いいのです。仕事したくない病になった時はこれを参考にして、自分に合った対処方法を見つけてみましょう。