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楽な仕事って本当?図書館司書の特徴やメリットとは?

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図書館司書という仕事をご存知ですか。図書館の受付などで座っているというイメージがありますよね。座っていることが多い仕事なので楽な仕事のようですが、実際の仕事内容はどのようなものでしょうか。そこで、図書館司書について特徴や資格などのご紹介をします。また、図書館司書のメリットや注意点、向いている人などもご紹介しますので、参考にしてみてください。

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 

図書館司書とは?資格は必要?

 
 
図書館司書とは、図書館に在籍して資料の選択や発注、分類、目録作成などをしている人のことです。本の貸出業務や読書案内を行う専門的な職員でもあります。図書館司書になるためには、「図書館司書講習」を受けて資格の取得が必要です。大学や短期大学で「司書養成課程」の単位を履修しても取得できます。そして、自治体や施設の採用試験を受けて合格すれば、図書館へ配属されるでしょう。
 
 
図書館には私立図書館、国立や公立図書館、学校図書館の3種類があります。公立図書館は各都道府県や市町村にあるため、利用者数は多いでしょう。また、様々な年代が来館するので、専門的知識やコミュニケーション力も必要になります。私立図書館は専門的な書物を置いていることが多いです。よって、あらゆる分野の深い専門性があるといいでしょう。学校図書館は高校や大学などの校内にあるため、学生の相談を受けることもあります。図書館によって、図書館司書の仕事内容や役割は変わってくるのです。図書館司書を希望する場合は、その人の性格や専門知識、スキルなどを活かせる職場を探した方がいいでしょう。
 
 
勤務時間帯は、午前9時から午後17時までの職場が多いです。公共図書館は経費削減のために、図書館司書を民間委託することもあります。今までは公共図書館は自治体や公共団体が運営すると決まっていましたが、2003年に図書館業務を民間業者へ委託できる法改正があったのです。よって、公務員しかできなかった国立・公立図書館にも民間会社からの図書館司書が働けるようになりました。図書館司書として働きたいと思う人が、仕事に就きやすい環境になったのです。

 
 

図書館司書の仕事内容とは?

 
 

図書館司書の仕事内容で必ず行うことは、資料の整理です。図書館には書籍や雑誌、新聞などの印刷物だけではありません。レコードやマイクロフィルム、CD、DVDなどの資料も扱っています。これらの資料を利用者が見つけやすいように整理しなければならないのです。多くの図書館にはコンピューターによる検索機能を設けています。そこで、検索してすぐに分かるように、類似した形態や内容で分類分けをし、目録作成をしているのです。コンピューターの検索がないところでも、分類分けによってすぐに見つけられるような目録を作っています。
 
 
また、利用者の質問や相談に対応するのも、図書館司書の仕事です。利用者のニーズに合う本を探すだけでなく、取り揃えるようにしなければなりません。現在の社会情勢や流行などを敏感に察知して、必要な書籍や資料を揃えるのです。図書館を初めて使う人は、読みたい本の探し方がわからないこともあるでしょう。最初は、ニーズに合う本を一緒に探すだけでなく、検索機能などの紹介をして見つけ方を説明します。今後、利用者が快適に図書館で過ごせるための相談や説明もしていくのです。さらに、図書館では乳幼児や子供向けにイベントを開催することもあるでしょう。例えば、読み聞かせや紙芝居の朗読などです。大人向けにも展示企画などのイベントも開催しています。これらのイベントに関する広報や資料準備なども、図書館司書の仕事です。
 
 
1日の流れでは、最初に朝礼をして前日の引継ぎ、当日の仕事内容を確認します。新聞は新しいものに差し替え、返却ポストに入っている本の確認や本棚へ戻すことも重要です。本棚を全体的に見て、整理をしていきます。開館してからは、本の貸出と返却の対応や本の整理などを中心にしていくのです。空いている時間で、発注する新刊の選択やイベントの準備も行います。閉館後は、本棚の整理整頓や館内の掃除をして、翌日への引継ぎ事項確認や準備をするのです。

 
 

図書館司書に向いている人とは?

 
 

図書館司書には、読書を好む人が向いているでしょう。また、様々なジャンルの本を読み、詳しく理解できる人が向いています。例えば、本を読みたいけれど何を読めばいいかわからないという利用者もいるでしょう。図書館司書への質問で多いのは「面白い本は何か、おすすめの本を教えて欲しい」です。そこで、図書館司書のスキルや知識を活かして、質問者のニーズに合いそうな本を紹介していきます。利用者も紹介された本が面白い場合は、図書館司書への信頼も高くなるでしょう。そのためには、様々な種類の本を読み、熟知する必要があるのです。コミュニケーション力も重要になるでしょう。
 
 
特に公立図書館などの老若男女が集まるところや学校図書館の場合は、利用者とのコミュニケーションが大切になります。本の相談だけでなく日常会話などもする可能性があるので、会話が好きな人も向いているのです。相手との会話を不快にしないことも大切でしょう。利用者にきつい言葉で返す、愛想がないなどの行動をしていると、図書館の評判は落ちてしまいます。図書館は公共施設になるので、評判が落ちるような図書館司書を置いておくわけにはいきません。よって、誰とでも柔軟に対応できる人が向いているのです。図書館司書は、重い書籍の移動などもしています。よって、体力がある人も向いているでしょう。図書館司書は正規職員になれば、固定の給料があり社会保障も充実しているので、安定した仕事をしたい人にも向いています。

 
 

図書館司書になるメリットと注意点

 
 

図書館司書のメリットは「趣味の延長で働ける」「正規職員なら給料などが安定している」「快適な環境で過ごせる」などです。本が好きな人にとっては、新刊の発注や分類を行う仕事を楽しいと思うでしょう。発注する本の選択権限があることに喜びを感じる人もいます。新刊や話題の本を読むこともでき、楽しく仕事ができるのもメリットです。利用者の対応をしていない時などは、本を読んでいても構いません。多くの本が揃っているので、様々な種類の本を読むこともできるでしょう。読書が好きな人は、趣味の延長で働けるのです。正規職員なら給料は安定していて、社会保障が充実しています。女性も多く活躍していて、有給休暇や産休・育休などの制度も使えるでしょう。残業もほとんどないので、働く時間を一定にしたい人にはメリットです。また、図書館はエアコン設備なども整い、快適な環境を維持しています。天候や気温に左右されず、快適な環境で働けるのです。
 
 
図書館司書の注意点は「求人が少ない」「ニーズの変化に対応しないといけない」になります。一度採用された図書館司書はそのまま働いているので、なかなか求人が出ません。資格を取っても、すぐに採用されるとは限らないのです。そのため、非正規職員からなって、正規職員への求人を待っている人もいます。ニーズの変化に対応しないといけないのは、その時の情勢や流行で利用者の求める本が変わるからです。検索機能なども充実させているのでパソコンなどの知識もないといけません。利用者の要望に応えられるように、日々勉強や知識を蓄えることが必要なのです。

 
 

 
 

 
 

まとめ

 
 

図書館司書は本に関する様々な知識を持っていれば、図書館内で活躍できるでしょう。座っているだけではなく発注や分類、利用者への対応、イベント準備などもしています。楽な仕事とは言い切れませんが、本を好きな人には天職になるでしょう。もし、図書館司書で働きたい場合は、自分が向いているのかを見極めてから目指してみてください。

 
 

 
 

 
 

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