地方で働いている方や、今は都市部で働いていても故郷に戻ろうと考えている方など、地方で転職を目指しているという方も多いでしょう。転職すること自体や、地方という特殊な状況であることはメリットもデメリットも生み出します。こうした点を考えたうえで、どのような点に注意していけばよいのかという事を意識していきましょう。
地方で転職することのメリット
地方で働くうえでの何よりのメリットとして挙げられるのが、環境の良さです。通勤ラッシュなども都市部に比べると厳しくないため、余裕を持って仕事に取り組むことが出来るようになるでしょう。自然も豊かなところが多く、自然の中で暮らしたい方や子育てを自然の中でしたいと考えている方などはあえて地方での転職という事を目指すこともあるものです。
また、実家が地方にある場合、できるだけその近くで働きたいと考える方も多いです。特に共働きの場合など子育て期間は親の力を借りて乗り切っていくことが出来れば楽になります。また、親に生活上の不安や介護の必要性が出てきたときに、近くで仕事をしているという事は心強いことになります。
不動産も都市部に比べると安いので、夢のマイホームを持つという事も可能です。こうした生活にかかる費用の違いから比較的ゆとりのある生活を送ることが出来ると考えられます。
プライベートを中心として充実した生活をしていきたいという方には、地方で働くという事は大きなメリットがあるということが言えるのです。
地方での転職は住むことに関わるデメリットもある
地方で働くことは様々なメリットがありますから、ぜひ地方で働きたい、転職したいと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、良いことばかりではなくデメリットも多くあります。安易に考えて転職してからこんなはずではなかったということにならないように、デメリットについても事前に押さえておきましょう。
地方の場合は近隣のつながりが非常に強いということが特徴になります。そのため、外部から入ってきた人を受け入れにくい地域も存在するものです。また、都市部と比べて地域のイベントや役割も多くなるので、負担が増えることもあります。特に高齢者が多い地域では若い方の力を必要としていて、地域の行事や清掃、消防活動などの地域貢献で休日がすべてつぶれてしまうという事も考えられます。そのため、移住を伴う転職をする場合には住むことになる地域のリサーチについてもしっかり行っていくことが必要です。また、交通の便や買い物できる場所などもこれまで通りにいかないこともありますので、その点についてもきちんと確認しておきましょう。
仕事が見つかりにくいのもデメリット
地方の場合は仕事の絶対量が少ないという点が、転職を考えるうえでのデメリットとなります。求人自体少ないという事もありますし、職種も限られてしまいます。自分のやりたい仕事が地方にない場合もあるので、そういった場合には転職自体をもう一度考え直す必要があるでしょう。また、都市部に比べると賃金も低くなりがちな点にも注意が必要になります。転職をして収入を上げていきたいという方は地方で転職するのではその希望をかなえられないこともあるのです。この点は理解したうえでしっかり情報収集をしていきましょう。
また、転職したあとで再びその地域で転職をするということが難しくなるという点も意識しておきたいものです。地域によっては横のつながりが強く、誰が何をしたのかという事は自然と伝わってしまうことがあります。仕事がうまくいかなくなったり、人間関係がうまくいかなくなったりという事で再び転職しようとしても、その事情は志望する会社に伝わっていて採用が難しくなるという事もあります。
デメリットをカバーできるように準備を
地方での転職を成功させるには、デメリットをできるだけ小さくしていくことが必要です。そのためにはまず情報収集をきちんとすることから始めてみましょう。今の仕事を辞めてしまってから地方の仕事を探そうとしても難しいことが多いです。仕事がなかなか見つからなければ生活にも困ってしまいます。情報収集や転職先の決定は今の仕事をつづけながら並行して行っていくことが必要です。
また、地方は地域のつながりが非常に重要なものとなります。そこでうまくやっていこうとする覚悟も持つようにしましょう。これまで都市部でしか生活していなかったという方は感覚的に分からないという事も多いです。そのような場合は自治体などが行う移住体験の機会を利用して体験してみたり、実際に住もうと思っている地域に何度も足を運んでみたりという努力をしてみましょう。
こうした注意点を意識して取り組んでいけば、地方の転職も自分の人生にとって良いものとなっていくはずです。