毎月のノルマが多い、休日も出勤しているなど、大変な仕事環境に勤務している方も多くいるでしょう。無理して続けると身体を壊してしまうかもしれません。そうなる前に転職を考えましょう。ここでは、比較的楽な仕事とされている職業についてランキングでご紹介します。楽な仕事でお金を稼ぎたいと考えている方はぜひ参考にしてみて下さい。
1位ビルメンテナンス
ビルメンテナンスは、あらゆる施設を利用する人たちがその建物の中で快適に長時時間過ごすことができるようにするため、ビルの設備を定期的にメンテナンスすることが主な仕事内容になります。機器の運転や点検、設備などの管理業務が中心です。また、温度の管理や機械の故障を見たりとお客様の要望に応えることもあります。
マンションやビル、ホテルや商業施設などの管理部門や管理会社の設備管理部門に所属することで、これらの仕事をおこないます。新しいマンションやビルは増加傾向にあるほか、古いビルの改築工事に伴うビルメンテナンスの必要性から、需要も増加している職業です。年齢は20代から60代まで幅広い年代の方が勤務しており、高齢になっても肉体的に楽な仕事なので続けやすいというメリットがあります。
勤務体制は8時頃から17時頃までの日勤と、17時頃から翌日の8時頃までの夜勤などがあります。交代制勤務になるので残業が発生することもほぼないでしょう。楽な時間帯も多いため、精神的にも良い職業と言えます。また、空き時間には自分の好きなことをできる可能性もあるので、その時間を使ってキャリアアップのための勉強もできます。ビルメンテナンスの仕事は景気に左右されず働くことができるのも魅力です。さまざまな業種の方と交流する機会も多いので、コミュニケーション能力を磨きたい方にも向いていると言えるでしょう。
ビルメンテナンスは未経験でも採用してもらうことができますが、資格を持っていると採用に有利になります。ビルメンテナンスに関わる資格にはあらゆるものがありますが、基本的な資格としては「第二種電気工事士」、「二級ボイラー技士」、「第三種冷凍機械責任者」、「乙種第4種危険物取扱者」の4つを代表として挙げることができるでしょう。
2位清掃業
清掃業は建物の廊下や窓をきれいにしたり、地下室のパイプを清掃するなどの掃除業務全般をおこないます。しばらく研修を受けて清掃技術を身につけたあとは1人で作業するため、人付き合いが苦手な方でも問題なく仕事をすることができるでしょう。未経験でも採用してもらえるので入りやすい職業でもあります。地下室のパイプ掃除や窓拭きに関しては廊下を清掃するのとは異なり、特殊な技術が必要になります。しかし、このような特殊な技術が必要な作業も研修をおこなえばできるようになるので心配する必要はありません。
人とのトラブルに疲れてしまった人など、1人で黙々と作業したい方には向いている職業です。なお、1か所のトイレ掃除のみで半日以上を費やしたりする可能性もあるので忍耐力が必要になる仕事でもあります。落ち着きのない方や地道な作業が苦手な方は少々大変に感じるかもしれませんが、周りとの人間関係に悩むことも少ない職種なので、仕事内容に納得できれば精神的には楽に働くことができるでしょう。自分の掃除技術で汚れているところがきれいになったり、人から感謝されることもあるという点が魅力です。
3位大学職員
大学職員は各大学に勤務し、大学の運営全般を支えるためのさまざまなサポートをするのが主な仕事になります。在籍している大学生が快適に大学生活を送ることができるような支援や進路指導に努めたり、大学内の経理事務や人事関係、研究に関しての支援やサポートをおこなったりします。また、交換留学生の受け入れをおこなっている大学では職員が海外の大学に出向くこともあり、グローバルな仕事ができる環境もあります。全国にある、あらゆる高校に行って大学説明会を開くこともあるので、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力も問われる職業です。大学職員は勤務時間が9時から17時頃までのところが多く、基本的には定時に帰ることができるでしょう。
また、精神的に楽な部署も多いため働きやすい環境でもあります。20代から60代までの幅広い年代の男女が勤務しており、定着率も高いのが特徴です。介護休暇や看護休暇、産休や育休などの働きやすい環境が整えられていることも、その一因になっているといえます。デスクワークが好きな方や、学生の支援をしたいと思う方、コミュニケーション能力が高い方が大学職員に向いています。公務員と同じように安定した職業と言われているので、安定志向な方にも向いているでしょう。職員に対して留学派遣をおこなっている大学があるほか、研修制度もしっかりしている大学も多いため、働きながらキャリアアップを目指すことができます。
4位事務職
事務職はさまざまな企業でデスクワークを主におこなっています。企業によっても異なりますが、総務や経理、人事、庶務などの職種があります。総務は企業の組織全体に関係するあらゆる業務をおこなっています。経理は決算や財務分析など数字に関係する業務を、人事は社会保険業務や人事労務関係事務など、実務的な処理があり専門性が問われる仕事です。それぞれの職種では企業に勤める社員が働きやすいような環境づくりや、より良い会社経営をおこなうために専門的な業務をしています。そのほかにも来客対応や電話対応などもおこなっています。会社の縁の下の力持ちとして活躍することができる職業です。
コツコツ作業することが好きな方や人のサポートがしたいという方に向いています。事務職に就く方はコミュニケーション能力や正確性などが問われるでしょう。経験を積むことで任される仕事の幅も広がり、やりがいを感じることもできます。室内で仕事をするので、働く環境も良い可能性が高いです。繁忙期には残業もありますが基本的には残業も少なく、土日も休みのことが多いのでプライベートも大事にしたい方に向いている仕事です。
5位警備員
警備員は緊急事態を回避するために施設やイベント会場、工事現場などを警備、監視する職業のことをいいます。緊急事態は頻繁に起こるものではないので、身の危険にさらされることはほとんどありません。基本は建物や会場を巡回したり、入り口や会場内で立って監視するのが業務です。未経験でも採用してもらうことができ、特別な資格も必要ないのが特徴です。年齢も若い方から高齢の方まで勤務することができ、精神的にもきつくない職業です。しかし、業務上、立っていることが多いので時間の経過が長く感じてしまうこともあります。なにもせずに立っていることが苦痛に感じる方には向かないかもしれません。長時間立っていることをいとわない方には人付き合いも多くない仕事であるため、楽に働くことができるでしょう。給与は高くありませんが、給与の金額よりも精神的に楽な仕事がしたい方には向いています。
まとめ
世の中には今回ご紹介したような精神的にも肉体的にも楽な仕事はたくさんあります。自分がブラック企業で働いていると感じたら、無理せず会社を辞めて転職することを考えてみて下さい。身体を壊す前に楽な仕事に変えるのが良いでしょう。今回ご紹介した職業も企業によって労働条件はさまざまなので、働く前にはもう一度自分で詳しく調べてみて下さい。精神的・肉体的にも楽な仕事で、働きやすい職場を探していきましょう。